No.1
ジャカランダ(JACARANDA)の育て方
  1. 春から秋にかけては必ず毎日散水すること。
    (特に夏分は水やりを絶やさず、暑い時刻は避けて朝か夕方に灌水する。鉢植えの場合は鉢の底から水が漏れ出すまで施す)
  2. 冬期の灌水は乾燥しない程度とし、水やりは控えめにする。
  3. 春から秋にかけて、月に一回施肥を行う。冬期にはやらない。
    (油かすと骨粉を軽く一掴み程度〜肥料は園芸店や農協などにある)
  4. 最初の1〜2年は鉢植えのままとし、日当たりの良い場所に置く。特に要注意は霜に当たらないようにすること。
    (冬期には室内に置くことが好ましいが、適当な場所がなければ屋外の屋根の下に置き、ビニ−ル等で囲うこと。ビニ−ルには横に息抜きの穴をあける。出来れば鉢の上部に籾殻をまき、鉢の底に藁を敷く。コンクリ−トの上に鉢を直接に置かず、ポリボックス等(発砲スチロ−ル)の上に置く。
  5. 2年を経過すると地植えが好ましい。この場合、日当たりと排水の良い場所を選ぶこと。地植えの場合でも灌水と施肥を忘れないこと。
  6. 若木(苗木)の時、芽を摘むと、そこから枝分かれをして成長する。
  7. 成木時には適宜に剪定して大樹になるのを避けた方が良かろう。
    (場所に見合って)
  8. 台風の時には横転しないよう対処すること。
  9. 無分別に薬品を散布しないこと。
ジャカランダの日本での成育は珍しく、西日本一といわれ、世界の珍しい植物を集めている広島市植物公園にも存在しない。(この度、私が種子を提供した)
ジャカランダの可憐な花びらと優雅な香りは、きっとあなたを魅了することでしょう。あなたが丹精こめて育てて見事に成長すれば、この上ない得難い友となるでしょう。
成功を祈る。
開花は数年後と思われる。(但し育て方によっては異なる)
最初の開花の状況を必ず本人が入った写真を撮り、一枚提供ありたし。

文責 小島 逸雄