No.22
ジャカランダ(JACARANDA)通信
 15人から投稿を審せていただき、先ずは謝々。それぞれの文面にジャカランダに寄せる皆さんの愛着がにじみ出ており、とても微笑ましく感銘深く受止めています。一本の名も知らなかった植物に、これ程まで限りない愛着を覚え、いつしか育てる責任感が芽生え、日々ジャカランダと共に生きる喜びにひたる。
 大げさに云えば人生を変える程の出来事、誰もがジャカランダの先生であり、誰もが生徒なのだ。ジャカランダはすばらしい多くの友を呼び、友を招き、友をつくる。
 インターネットでいくつかのジャカランダニュースをキャッチするが、我等に優るもの無しの自負にかられる。これからもあなたの忌憚のないご意見をお寄せください。
  1. 支柱のヒモをゆるめる。
    通信3号で指摘していますが幹と支柱を結んでいる紐が幹の成長と共に幹に食い込むので点検してください。くい込んでいる場合は直線的に引き抜くのではなくて、くい込んだ部分を徐々に張り出すようにして外す。(放物線を描くように)特に針金入りビ二一ル紐の場合は締めるカが強いので放置しておくと幹がそこから折れるおそれがあります。外した後は必す別の拐所に結びかえてください。傷あとは自然に肉を盛って自力回復します。観測を怠りなく。
  2. 準備は早めに
    残暑が消え、平年より早く北海道で初雪、富士山に初冠雪が見られました。早いようですが、そろそろ冬期対策の準備をして下さい。これまでの通信に今一度目を通すこと。1年間の経験を生かすこと。何事も「なれ」は「油断」につながり思いがけない「失敗」を招きます。
寄稿N015 伊勢村 真盛

昨年6月、5センチばかりの小さな苗を15本小島家から分家養育することになった。その年の夏、秋と順調に成長し、冬には軒下にビニールで囲い、根元には水苔を敷いた。あまり過保護にならないよう心がけた。その頃、よそ禄のは葉が枯れ出したと耳にするが我が家のは調子が良くルンルン気分でいた。ところが喜びも束の間、やばり茶色になってきて、香水のような匂いを放つがとうとう幹だけとなってしまった。枯れたかと思ったけど、のうぜんかずら科であることを思い出し落葉樹であると確信、ひたすら春を待つこととした。今午春ようやくたけなわ、遅ればせながら葉を出し今では見違えるほど幹も太り背丈も伸びてすくすくと成長しています。今年が正念場です。1年の経験を生かして、より成長さぜましょう。