No.28
ジャカランダ(JACARANDA)通信
   誕生日を迎えて
  故郷のアフリカで花を咲かせ、多くの人々に喜ばれ、称えられ、実を結んだ処を見初められて、見知らぬ国ジパングに連れてこられた。目を覚ましたときは(5月5日発芽)爽やかな心地よい春の季節だった。だがそれも束の間、梅雨。高い湿度、猛暑、そして寒い冬と、予想だにしなかった烈しい気象の変化に、身も心もボロボロに成った。だけどお陰様で今では逞しく成長して、2回目の誕生日を元気に迎えられた。これも心を込めて慈しみ育ててくれた、貴方のお陰です。 有り難う御座います。   ジャカランダより。

* 喉を乾かしていないだろうか、腹を空かしていないか、悪い奴(虫)に苛められていないか、風が吹けば支えてやり、寒さが来れば風邪をひかぬようにと、細心の気配りを欠かさない貴方の努力が気候風土の違いを乗り越えて成長へと導いてきた、正に愛は強しの現代版と言えます。
* 植物を愛することは、自然を大切にすることであり、環境を守る事に通ずる。 そして何よりも自らの豊かな情操を養う事に有る。

さあ−、「一時の懈怠(けたい)は一生の懈怠」に通ずる、3年目の成長期に向けて、切磋琢磨を続けよう。
  1. −アフリカに次いで、ロスアンゼルスより種子を取り寄せ、4月6日に種を撒いたところ、20日経って(4月25日)ロスのジャカランダが誕生した、双葉の可愛いい、ジャカランダ君は、もうすっかり大きく成った先輩を見上げて「私もあんなに成るんだ」。と、すくすく育っている、既に予約者現れる。   貴方は如何???。
  2. −新緑の季節は虫の活動時期でも有ります。貝殻虫(かいがらむし)、葉壁蝨  (はだに)、蛞蝓(なめくじ)、などが、虎視眈々と新芽を狙っています。くわばら、くわばら虫退治はジャカランダ通信(14,15,16号)をみて下さい
  3. −植え替え、背丈の調整、剪定(せんてい)、樹形を整えるに良い時期です。植え替え時には根を痛めないように注意し、幹を切断した場合は、切り口には癒(ゆ)合剤を塗ると良い(ジャカランダ通信20号を参照)