No.30
ジャカランダ(JACARANDA)通信
 世界中の人々を興奮と感動のるつぼに誘(いざな)ったワールドカップ「この若者たちにすべてをかけてみよう」と日本軍団を率いた若き47才のトルシェ監督は、開催国の使命ともいえる苦難の一次リーグを歴戦の覇者ベルギー、ロシア、チュニジア戦に勝利して、史上初めて、ものの見事に突破させた。決勝トーナメントで日本はトルコに惜敗し、準々決勝進出は果たせなかったが、日本人の誰もが、それまでの戦績を評価し、称賛の拍手を惜しまなかった。
 サッカーを知る人も、知らざる人も、チャンネルをサッカーに合わせテレビの前に釘付けとなった。世界の超一流の戦士が繰り出す鮮やかな美技と激闘に世界の人々は魅せられ、酔いしれた。そして迎えた4年に一度の世界祭典のフィナーレ、サッカー王国ブラジルと堅守を誇るドイツが世界の頂点を競って激戦を展開した。栄光を求めて強豪同士の魅力あふれる好ゲーム、21世紀初の王者は史上最多ブラジルが、5度目の栄冠を制した。
 おめでとうブラジル。万歳!ジャカランダの故里ブラジル。
 さて、なりを潜めていた梅雨もいよいよ本格化してきました。くれぐれも梅雨対策を怠りなく(通信bP5参照)。
寄 稿 bP6  井上 貞
 ジァカランダを頂いて丁度一年になります。当初、家内は「よし、絶対に一番に花を咲かせてやろう」と意気込んでいましたが、ジャカランダ通信で、「大きいのは、幹回り10pにもなっている・・・・・・」とあって、簡単に一番乗りは、諦めました。しかし、この一年をふり返ってみると、台風の時に鉢がひっくり返ったり、防霜のためにビニールカーテンを張ってやったり、そして、3月末になっても、まだ黄色い葉を付けているので「何時葉を落としてやろうか」と悩んだり…そして、坊主の枝から新芽がわずかに現れた時、大きな責任を果たしたような安堵感に喜んだり…今はひと回り大きな鉢に、植え替えています。
 昨秋娘夫婦と会った時「お母さんは今、ジャカランダの花を咲かせようと頑張っているんだよ」と言ったら、娘らは「すごい! あの紅紫が咲く花でしょ、今年ロスに行った時、街路樹がジャカランダの花で満開になっていて、ものすごくキレイだった。」と言ってました。我が家のジャカランダは、そこまで行けないでしょうが、一輪でも二輪でもいいから自分の手で咲かせるのを楽しみに頑張っています。
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