No.38
ジャカランダ(JACARANDA)通信
大型台風10号は、沖縄・九州をかすめ、高知県室戸岬に上陸、四国を抜けて近畿に再上陸、猛威をふるいながら、東海・北陸・関東・東北、そして北海道を経てオホ−ツク海へと達した。正に日本列島を縦断、その間数多くの傷跡を残して招かざる「暴君」は、過ぎ去っていった。幸いにも「ひろしま」は当初の心配は杞憂に終わり、直撃を受けず被害を免れた。貴方の台風対策は万全でしたか?。災害から身を守る事は、各人の平素からの心がけが肝要といえます。「非常持ち出し品」の整理や「非常備蓄品」の整備は、その場になっての「泥縄式」では、いささかおぼつかない、一時の懈怠は一生の懈怠に通じまいか。災害は忘れた頃にやってくる、「結果良し」の安易感を卒業して、安心と安全を自分達の手で造り出しましょう。

  お節介はこれくらいとして、ジャカランダ君は如何ですか?

目下、台風シ−ズンの真只中、過去30年間の気象統計では、台風は年平均
27個発生しており、8月が発生数で年間最多となっています。ジャカランダ
の支柱は大丈夫ですか、台風の予報が出たら置場所にも十分留意を(通信NO
31を参照)台風は暴風と共に、大雨も伴います。

  ここで雨について注意事項をおさらいしましょう。
1時間雨量(ミリ) 予報用語 人の受けるイメ−ジ 人への影響 災害発生状況
10_以上〜
20_未満
やや強い雨 ザ−ザ−と降る 地面からの跳ね
返で足元が濡る
この程度の雨でも長く続
く時は注意が必用
20_以上〜
30_未満
強い雨 どしゃ降り 傘をさしても
濡れる
側溝、下水、小川が、溢れ
小規模の崖崩れが始まる
30_以上〜
50_未満
激しい雨 バケツをひっくり
返したように降る
山崩れ崖崩れが起きやすく
危険地帯は避難準備が必用
50_以上〜
80_未満
非常に
激しい雨
滝のように降る
ゴ−ゴ−と降り続く
傘は全く役に
立たなくなる
土石流が起こりやすい
多くの災害が発生する
80_以上 猛烈な雨 息苦く圧迫感がある
恐怖感を感ずる
大規模な災害の発生の恐れ
が強く、厳重な警戒が必用