No.40
ジャカランダ(JACARANDA)通信 |
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あけましておめでとう 今年もよろしく 今年は申年、猿にまつわる格言は多い。その一つに「申酉荒れて戌亥の大凪」と、云うのがある。申と酉の日は天候が悪く、大風が吹き、戌と亥の日は無風快晴となる、 それ程、猿年は荒れるとされている。 イラクでの銃声は未だ鳴り止まず、サダム・フセインの身柄は拘束されたが、国際テロ組織アルカイダやビンラデインは、依然と姿を眩まし、性懲りもなくテロ予告を連発している。荒れるとされる猿年だが、どうか安穏で平和な一年を期待して止まない、その為の努力を惜しみなく出しあいたい。そうそう猿と云えばもう一つ、三匹の猿が、それぞれ、目・耳・口をふさいでいる「三猿」の伝説は有名である。しかし、言い伝えられるうちに、その真意が曲げられてはいないだろうか? 「何事も見ざる、聞かざる、云わざる」と、誤解していないだろうか。もしその様に解釈すれば、見ざるは、見て見ぬふりをする。聞かざるは、聞いても聞かぬふりをする。言はざるは、云うべき事を黙して語らぬ。ことが、三猿の教訓と見過る事となるだろう。 さすれば、無関心を装わし、無関係を り、無責任な世の中を助長しかねない。 そこで「見ざる、聞かざる、言わざる」の正しい解釈を、しっかり受け止めておこう。それは、「人の短所を見ない・人の非を聞かない・人の過ちを言わない」と、云うことである。
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