No.42
ジャカランダ(JACARANDA)通信
 平成16年5月30日、日曜日の午後、胸騒ぎをおぼえつつ、開花第一号宅を訪ねた。
「今日つぼみが開きました」と、主の声に案内されてベランダへ、そこには紛れもなく、甘酢つぱい香りで、人々を引き付ける、ジャカランダの花が待つていた。想像どうり、見事な花弁を麗しく靡かせている、待ちに待つたジャカランダの花。5月22日に蕾を確認してから約10日目の開花、「もし、見に来られるまでに、蕾がしぼんだり、落花したらどうしようかと思つた」その一言を聞かされ、慈しみ、育てて来られた河野ご夫妻の様子が、手に取るように感ぜられた。それはジャカランダを育てているすべての人の、共通の思いと言える。開花の一報は、私たちの第一目標をクリアさせてくれた、次は、それぞれの、ジャカランダ愛好家の成果を期待している。