No.6
ジャカランダ(JACARANDA)通信
日本の四季を彩り自然が織りなす芸術作品秋の紅葉
紅葉はどのようにして起こるのか?「細胞の液胞中のアントシアンが増し、葉緑素が分解するためにおこる=広辞苑=」分かったようで分からない。「気温が低くなると葉の細胞内でさまざまな変化が起き葉の働きが弱くなる。紅葉はこのように葉の老化の進行に伴って起こるものである。」なるほど少しは分かってきた。

ここで広島県農林水産部の専門家に登場願い「広島県の標準的な紅葉前線」についての藩蓄を傾けてみよう「紅葉の時期は標高や向き、地形によって異なる。一般に最低気温が8°C以下になると紅葉が始まる。広島県では最高峰である戸河内町の「恐羅漢山(1346m)」あたりで10月20日頃から紅葉が始まり、広島市で11月21日頃宮島ではこれよりやや遅く見頃を迎える。(札幌市では10月10日頃、鹿児島は11月26日頃、何れも平年値)紅葉前線は我が国の場合、北から南へ約40目で移動する。また紅葉の便りは高い山から聞かれ里に降りてくるが、その色のつき方はじわじわでなく段階的に進行する事が観察される。これは大陸からの寒気の流入により、ある標高域が一気に冷え込むためこのような現象が生ずると考えられている。」

 紅葉談義はこれくらいとして、さてジャカランダの防寒体制は整いましたか?
10月19日早朝の気温は11°C(この秋一番の冷え込み)午前7時前ジャカランダの見廻りに出たとき異様な肌寒さを感じましたが、気温10°C以下では露天(屋根のない所)に置くのは禁物です。
「もうとっくに移動している」って、さすがはジャカランダの愛好者、感服!感服!まずは免許皆伝としょう、上級をめざして一層の精進を。

老婆心ながら
「アクシゼントは忘れた頃にやってくる」とはけだし名言と言える。何事によらず「明目やればいい」の安易な考えがとかく「手遅れ」や「失敗」を招くことになる。
 英語でも同じようなことわざがある。
Never put off till tomorrow what can be done today
「今目なしうることを明目まで延ばすな」