No.8
ジャカランダ(JACARANDA)通信
 先づは宿題から「日本の国の木・国の花」は何かわかりましたか?
そもそも国の木(樹)とか国の花は約4000年前、古代エジプトで青い熱帯スイレンを国の花としたのがその始まりとされ、現在100近い国が国の花をもっている。しかし、公式に制定されているのは少なく、いつのまにか国民の生活に溶け込み愛され習慣的に国の象徴となっている場合が多い。
 日本でも法律などで定められた国樹や国花はなく、一般的に菊とか桜が国の花とされている。どちらを国の花とするかは定説もなく各自の見解にまかされているのが現状であるが、菊を国の花に、桜を国の樹にという意見もある。
 さて、あなたのご意見は如何ですか?
  1. 立冬も過ぎ本格的な寒気の到来、監理に抜かりはありませんか?
    ジャカランダの種子は莢状の殻(帆立貝くらいの大きさで木質)の中に薄い翼をつけた小さな種子が多数詰まっている、種子の数は一つの殻に300粒くらい入っている。
    今回発芽し目下あなたの手元で育っているジャカランダは一つの殻の中で育った正真正銘の兄弟姉妹の種から生まれた苗木である。スタートラインは全くの同条件、日本での確かな育て方の方程式は未だ見つかっていない。これから成育に差が出るとしたらそれは「慈しみ度」の違いと言えまいか? 厳しいって……私とて暗中模索のズブの素人、期待を込めて成果を祈る。

  2. NHK「趣味の園芸」11月号、わたしの花自慢の欄に「平成3年に種子をまき何回か鉢替えをし、1.7Mに育ち、7年目頃にして花が咲き始めた」と紹介している。これに対して小笠原亮のフラワーアドバイスには「南アフリカ原産の花木を鉢植えでよく咲かされました、地植えでの冬越しを試みられるのも一興かと思います。」と付言されている。
    家の中で育てることと私の願いである。庭や公園、街路樹などに植え、より多くの人々にジャカランダの優美な花や香りに接してもらい、人と植物のふれあい、自然の大切さを満喫してもらいたいという違いはあれ、ジャカランダの開花までのご苦労に敬意を表し、心から拍手を送ります。
※ Rome was not built in a day  ローマは一日にして成らず